信頼できる業者を見分ける2つ目のポイントは「現場を見せてもらう」ということでしたね。
ところで、あなたは連休中やお盆休みやお正月休みに新築現場を見かけたことがありますか?
・ 家や資材をブルーシートで覆って、連休対策をしている現場。
・ 敷地に何も置かず、部外者が出入りできないように対策をしてある現場。
・ 工程に余裕がないのか、普段通りに仕事をしている現場。
いろいろあったことと思います。
現場を見学した時に、施主や業者と偶然会い、話をした方もいるかもしれませんね。
ただ遠くから見るだけでなく、関心を持って眺めるだけで、現場から多くのことが分かります。
あなたの家づくりの予定がまだまだ先なら、これからたっぷり現場チェックができますね。
間取りや外観が気になるのは当然ですが、モノの置き方やスタッフの動きなども、ぜひ観察してください。
■ 3つ目のポイント
今回は、3つ目のポイントについてお話します。
それは、「現場で働いている職人さんに話しかけてみる」ということです。
といっても、最初は勇気が必要ですよね。何となく怖そうな人もいますから。^^;
現場には大工だけでなく、電気・水道・内装など、沢山の専門業者が出入りしています。
話しやすそうな人は、きっと見つかりますよ。
そこで、現場に行ったら、まず挨拶をしてみましょう。
「おはようございます」、「こんにちは」と返事が返ってきたら安心です。
この時、もし不自然に視線を逸らしたり、明らかに聞こえているのに聞こえないふりをするようだったら、そこは一考した方が賢明かもしれません。
■ 一番大切な質問は?
「この家には、どんな家族構成の人が住むの?」
「全体で、どれくらいの金額になったの?」
「ここの施主は、どんな住宅ローンを選んだの?」
「何が決め手で、この土地を選んだの?」
「この業者のどんなところを気にいったの?」
知りたいことは、沢山ありますよね。
でも、そんな感じのことを職人さんに尋ねても答えられないでしょうし、質問しても、あなたの家づくりの参考にはならないかもしれません。
大切なのは、「もし、あなたが仕事抜きで新築(またはリフォーム)を依頼するとしたら、どの工務店に依頼しますか?」という質問です。
この、『仕事抜きで』というのが重要です。
プロである彼らは、業者のいろんな姿を知っています。
手抜き、ぼったくり、不誠実・・・などの実態も知り尽くしているかもしれません。
そんな彼らが自分の家を依頼したくなる業者なら、信頼性が高いと思いませんか?
■ 好みや相性の問題もありますが
職人さんが質問に答えてくれたら、「それはどうしてですか?」と尋ねてみましょう。
おそらく、「安いから」という答えは返ってこないかと思います。
この不景気ですから、コストを抑えたいのは誰でも同じです。
でも、それ以外の部分で、同業者に信頼を寄せられている業者がいます。
やみくもに業者を探すよりも、勇気を出してひと言質問した方が、あなたにとって、大きな収穫があるかもしれませんね。
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