(261)信頼できる業者を見分けるために-2

 ■ 前回のおさらい

信頼できる業者を見分けるためのポイント1は、「代表者があなたの話をじっくり聞いてくれる人かどうか」ということでしたね。

代表者が聞くことの大切さを知っているなら、スタッフもそのように育ちます。

ただ、短期間で規模が大きくなったり、社員教育が適切でない場合、代表者の意思がスタッフに浸透していないこともあります。

これを確かめるには、じっくり話してみないとわかりません。勇気を出して話してみてくださいね。

 

■2つ目のポイント

2つ目のポイントは、『現場を見せてもらう』ということです。

現場とは、週末に行われる完成見学会や現場見学会のことではありません。『普段の建築現場』のことです。

もし近所に建築現場があるなら、ウォーキングの途中に観察するのもいいでしょう。

意中の業者がいるのなら、「今建てている現場があれば、見せていただけませんか?」と相談すれば、大抵は見せてくれます。


■ どうして現場を見るのか

現場は、その会社の真実の姿を現しています。それに、あなたの家を建てる時には、その現場の様子が再現されることになります。

ですから、

・ 材料が乱雑に置かれて、整理整頓できていない

・ タバコの吸殻やゴミが落ちている

・ 現場の職人の雰囲気に問題がある

・ 迷惑駐車をしている

などの行為があれば、その業者についてあらためて考えてみる必要があるかもしれませんね。

仕事の能力が高い人は、現場をキレイに維持できます。その方が仕事の効率も上がるし、怪我の心配もありませんからね。

ですから、本当に信頼できる業者を探したいのなら、現場は必ずチェックしてくださいね。

 

■ 建築現場のご近所さんは・・・

建築現場のご近所さんは、いろんなことで困っています。

・ 早朝や深夜の工事の音

・ 路上駐車

・ タバコのニオイ

・ そこで働く人たちの視線や大きな話し声

・ 風で飛んでくる現場のゴミ

などなど。

なんか聞くところによると、工事関係者の印象が悪いと、そこの施主に対しても何となく嫌な印象を持ってしまう場合もあるそうです。

逆に、工事関係者の印象が良いと、施主にも良い印象を持ちます。着工前の挨拶の時くらいしか会っていないのに、不思議ですよね。

ですから、現場のチェックは大切です。

チェックポイントを頭に入れてから観察すると、現場ごとの違いが分かって面白いものです。休日には、あちこち観察してみるのもいいかもしれませんね。

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