(260)信頼できる業者を見分けるために-1

 ■ 人の話を聞かない人

自分のことばかり喋って、相手の話を聞かない人がいます。自分のことを理解してほしい人なんだと思います。

一方で、自分のことを少し喋って、相手の話を広げる人がいます。相手のことを理解したい人なんだと思います。

一方的に喋って、自分たちの家づくりの良さをアピールする業者。

それとも、あなたの話を聞いて、自分たちの家づくりに合わなかったら辞退する業者。

あなたなら、どちらが信頼できますか?

 

■ 業者:あなた=2:8

あなたのための家を建てたいと思う業者は聞き上手です。

なぜなら、家族構成・趣味・暮らし方など、沢山のことを聞かないと、あなたに合う家を考えようがないからです。

「家族と同じ部屋にいると、お互いにリラックスできるんですね。その時、皆さんはどんな風に過ごしているんですか?」

「ご主人は新しい料理を発明するのが好きなんですね。お子さんや奥さんも一緒に作るんですか?どんなものを作るんですか?」

業者が掘り下げて聞いてくれると、あなたも、より深く想像できますよね。

この時の会話は、業者が2割、あなたが8割程度になるのが理想的です。

より良い家づくりができるだけでなく、トラブルを未然に防ぐこともできると思います。

ということで、信頼できる業者の条件の一つ目は、「相手の話をじっくり聞けること」だと思います。

 

■ 代表者と話す

規模が大きい業者なら、あなたが代表者と話す機会は少ないでしょう。

ハウスメーカーの場合、1回も会わないのが一般的です。でもそれでは、会社の真実の姿がわかりません。

地域の工務店では、代表者自身が打ち合わせからすべての流れを担当することがあります。もしスタッフが担当者になっても、あなたが望めば話すことはできます。

その時、代表者からあなたが感じ取る印象はとても重要です。

スタッフがどんなに素晴らしい人でも、会社の方針を決めるのは代表者ですからね。代表者があなたの話をじっくり聞ける人か。スタッフはどうか。

その時、ただ聞くのではなく、一生懸命に聞いてくれるのなら、その業者は信頼できると思います。

 

■ こちらが警戒していると・・・

普段の生活でもそうですが、こちらが警戒していると、相手も警戒するものです。

「こんな時代だから、あまり個人情報を知られたくない」と思うことがあるかもしれませんが、あなたが探しているのは、自分たちと同じ気持ちで家づくりをしてくれる業者です。

相手を知るためには、心のバリアを緩めることも大切ですね。

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