(251)何気ないけど大きな違い

 家電量販店に夫婦で行った時のこと。

「今日は洗濯機をお探しですか?」と近づいてきた店員さん。

最新の性能について詳しく説明し、最新の洗濯機を紹介してくれました。

しかし、私達が洗濯機に求めている点について全く質問してくれませんでした。

完全に買う気が失せた私達は、気分転換にパソコンコーナーへ。

 

すると、そこの店員さんは、

「いつもパソコンでどんなことをしているんですか?」

「どなたが使うんですか?」

など、いくつか質問してくれました。

「ではこのスペックのパソコンで十分ではないでしょうか」と、お手ごろ価格のものを紹介してくれました。

気分転換のために行っただけなのに、とても欲しくなってしまいました…。

(「今すぐに必要なわけではないので」と逃げました。申し訳ない)

 

■ アピールしたいのはわかります

業者は、自分の家づくりに自信と誇りを持っています。

だから、一人でも多くのお客さんに詳しく説明したい、というのはよく理解できます。

でも、お客さんのための家をつくるには、お客さんのことを知らなければいけません。

それを考えたら、自分のことを知ってもらうより相手のことを知る方が大切です。

 

■ お客さんにどれだけ関心を持っているか

業者があなたにどれくらいの関心を持っているか調べる簡単な方法があります。

それは、業者が話す割合を意識することです。

あなたが説明を求めた時、業者が話すのは当然ですが、それ以外は、あなたの思いをじっくり聞いてくれるようなら、その業者はあなたに関心を持っていることがわかります。

 

あなたが気になる業者は、あなたに興味を持って話を聞いていますか?

何気ないことだと思うかもしれませんが、いざプラン作成の段階になると、それは大きな違いだと気付くことでしょう。

 

■ 押しつけがましい人を好きな人はいない

業者が話す割合が多いと、売り込み攻撃を受けているように感じてしまいます。

ウンザリしますね。

そんな業者に限って、話を打ち切るタイミングを探すのは難しいものです。

業者選びをする時は、自分を主張する業者より、あなたを理解したいと思う業者を選んでください。

そうしないと、あなたの思いを汲みとった家づくりは難しくなるかもしれませんね。

 

■ 予算も広さも限られているからこそ

限られた予算で家づくりをするには、家族の要望を全部叶えるのは難しいものです。

だからこそ、会話を重ねて糸口を見つけていかなければいけません。

そこから、新たなアイデアが生まれたりするものです。

 

といっても、初めて家づくりをする人が、そこまで突き詰めていくのは難しい作業です。

そこで必要になるのが、聞き上手な業者。

彼らがこれまでの家づくりの経験を活かして、いろんな方向から質問をしてくれたなら、本当に助かりますよね。

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