(193)モデルハウスを見たい時

週末や連休になると、見学会の折り込み広告が入りますよね。

家づくりに関心があると、じっくり見入ってしまうものです。

といっても、展示用に作られた家は、あくまでも『展示用』にすぎません。

もしあなたが現実的な家を見たいなら、個人の家の見学会に行きましょう。

施主さんの家族構成や間取りの考え方も参考になります。

あなたが子ども連れで行った時の、業者の様子も参考になります。

家を売りたい業者と、幸せな暮らしの場を作ってあげたい業者は、明らかに態度が違いますよ。

ここで、見学に行く時の注意点をお伝えしてみます。

    見学会で自分が何を知りたいのか、事前に考えてから行く。
    すぐに建てる予定はないことをはっきり伝える。
    頭が混乱するので、一日に何件も見学しない。
    天井の高さは業者によって異なるので、意識して体感する。(現在の住まいの天井高を測っておくと比較しやすい)
    その家づくりに対する施主・業者それぞれのこだわりと、その理由を聞く。
    こまめにメモをとる。

などです。

いきなりモデルハウスに行くと、そこを基準として考えがちです。

その結果、自分たちが本当に求めている家の形に気付かないまま、家づくりがスタートしてしまいます。

営業マンが愛想がいいのは当たり前。

自社の良さをアピールするのも当然。

でも、家づくりの主役はあなたで、実際に家を建てるのは、営業マンではなく大工さん。

一人の印象より、全体の印象の方が大切です。

あなたが車を買うときも、営業マンの対応だけで決めませんよね。

求める性能を考え、車種を絞って比較して、じっくり検討してから買います。

自分が車に何を求めているかが分かっている人は、営業マンをよきアドバイザーとして、うまく活用しています。

そんな車のローンは4?5年で終わりますが、住宅ローンは30年前後。

そんないろんなことを考えてから見学に行くと、舞い上がらずに、冷静に「今どきの家」を勉強できると思います。

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