(202)土地選びでは目・耳・鼻をフル活用

■ 『目』

土地選びで失敗しないためには、同じ土地を3回以上見に行くことが大切です。

時間・天気・曜日・季節によって、その土地がどんな状態なのかを確かめるためです。

見に行った時には、そこに住んだつもりで観察しましょう。

雨の日の水はけ、晴れた日の日当たり、ゴミステーションまでの距離、

通学路、夜の外灯の明るさや間隔、近くの水路の様子、ご近所の様子・・・。

あなたの目と家族の目は、違うものを捉えるかもしれませんね。
 

■ 『耳』

車の騒音、近くの商業施設や工場の騒音、家畜やペットの鳴き声・・・。

時間を変えると、その騒音の量は全く違ってきます。

窓を全開にした部屋でくつろいでいるつもりで耳をすませてみましょう。

耳障りな音はありませんか?

お客様から聞いたお話です。ある土地に2回目の観察に行った時、ご近所さんがヒステリックに子どもを叱る声を聞いたそうです。

とても不愉快な叱り方だったのと、そういう方とのご近所付き合いに不安を感じたことが原因で、その土地を候補から外したとのことです。
 

■ 『鼻』

近所のラーメン屋さんから漂ってくるおいしそうなニオイ、家畜のニオイ、浄化槽を使っていない隣家から漂うニオイ、水の流れが悪い水路から漂う悪臭・・・。

風向きや風の強さによってもニオイは変わります。

工場が稼働している平日にだけ流れてくるニオイもあるので、時間を変えて観察するのは大切ですよ。
 

■ 3回以上見に行くのは大変?

「同じ候補地に何度も行くのは面倒で・・・」

「そこに関心があると誤解されて勧誘されないかな・・・」

「近所の人に怪しい目で見られたらイヤだし・・・」

あなたは、そんな不安を感じていますか?

でも、そこに何十年も住み続けることや、多額のローンを組んで家づくりをすることを考えると、その土地の情報をできるだけ多く集めたいものです。

そのためには、限られた回数でしっかり情報収集できるよう、観察する目的を決めてから訪れることをオススメします。

そうそう、候補地がいくつかあるのなら、その都度メモしておきましょう。

情報がごちゃまぜになるのを防げますよ。

アドレス登録だけで毎週1回、このブログの最新記事が届きます。よろしければどうぞ! 【>>> imai-メルマガ】