(98)あなたにとっての『家族』って誰ですか?

私は、よく「家づくりの目的は、『あなたと家族』が今以上に幸せにくらすこと」とお話しています。そのために、資金計画のことなど、家づくりに役立つ情報をお届けしようと日々活動しております。

ただ、「家族」というものの捉え方は、

「両家の親兄弟も家族」

「自分の親と配偶者と子供が家族」

「配偶者と子供だけが家族」

と、人それぞれです。

あなたはは、どう考えていますか?

実は、これを考えることは、とっても大切なことなんだと思います。ご主人が長男なら、特にしっかりと話し合って頂ければと思います。

なぜならば、長男には、

「将来的には、親に代わって帰省した兄弟の面倒を見ないといけない」とか

「いずれ親と同居するから、それに合う家づくりをしないといけない」

という責任感を感じる人も多いからです。

「○○したい」

ではなく

「○○しないといけない」

という考え方です。

親兄弟も全部家族と考えると、自分がそうするのが当然だと思うんですね。

その場合、奥さんも同じ考え方なら、何の問題もありません。

大勢で楽しく過ごせる家を、予算の範囲内で考えればいいんです。

しかし、違う考えを持つ奥さんもいます。

帰省客の食事や宿泊の世話をする奥さんは、金銭的・精神的・体力的に大変です。

頑張ってもてなしても、大事な我が家にお酒をこぼされたり、タバコで焦げ目を作られることもあります。

子供がいたら、障子やふすまを破るかもしれません。

それに、共働きなら、貴重な休日を、夫婦と子供でゆっくりしたいと考える人もいるでしょう。

そんな人は、夫婦と子供を優先した家づくりをしたいのではないでしょうか。

あなたの場合、ご夫婦は、『家族』についての考え方は同じでしょうか?

親兄弟と、どんな距離で付き合っていこうと考えていますか?

もし考えが一致しない場合、どちらかが我慢をしたまま家づくりをすることになります。

それでは、「家族が、より幸せに暮らすための家」はしんどいかもしれませんね。

実際、考え方の違いが原因で、新築後に離婚した人がいます。

新築せずに離婚した人もいます。

新築せず、生涯賃貸で暮らすことを選んだ人もいます。

話し合いが平行線になる場合、どちらかが自分本位な考え方をしているかもしれません。

「私たちにとって、家族って誰だろう」

「家族が今以上に幸せに暮らすには、どんな住まいがいいんだろう」

という視点で考えると、お互いの考えが近づくかもしれませんね。

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