(93)子どもが巣立った後の子ども部屋

あなたは子ども部屋を与えられていましたか?

「新築したら、子どもそれぞれに個室をあげたい」と思っていますか?

自分に個室がなくてつらい経験をした人ほど、「わが子にはあんな思いをさせたくない」と、強く思う傾向があるそうです。
 

■ 子ども部屋が活躍するのは10年前後

子どもの小学校入学に合わせて新築する方は多いのですが、低学年のうちから自分の部屋で一人で寝る子は少数です。

多くの子は、寝る時は両親と同じ部屋。成長とともに、徐々に自室で過ごす時間が増えます。

じつは、この流れは精神面をしっかり成長させるために大切なことだそうです。

ですから、新居に引っ越した途端に「せっかく部屋を用意してあげたんだから、ちゃんと自分の部屋で寝なさい」って言うのは少し待ってあげてくださいね。

『徐々に』というのが、重要なポイントだそうです。

小学校高学年になると、ほとんどの子が自室で寝るようになりますが、それから10年も経つと独立します。

この「10年」という期間は、あなたにとって長いですか?それとも短いですか?
 

■ 子どもが巣立った後の活用法

遠方で暮らす子どもの場合、お盆やお正月くらいしか帰省できません。

また、近くに住んでいる場合でも、宿泊する回数は限られているでしょう。

その時に備えて子ども部屋をそのままにする家庭もありますが、それではもったいないという考え方もあります。

巣立った後の活用法まで考えて家づくりをした方は、楽しくその部屋を活用しています。

一方、そこまで考えなかった人は、ついつい物置状態にすることも。

「使わないけど捨てられない」というものを溜めこむのでは、その部屋がかわいそうかもしれませんね。

そのままの空間を両親の個室として使うのか、隣の部屋とつなげて、広々とした空間にするのか。

そんなことを考えて家づくりをすると、リフォームに必要以上の費用をかけずにすむかもしれませんね。

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