実家に帰省すると「やっぱり畳は落ち着く?」と、ついついゴロゴロするしてしまいませんか?
畳の部屋で育った世代は、フローリングの利便性を求める一方で、畳から得られる癒しを忘れられないものです。
そんな畳の部屋は、フローリングなどの部屋に比べて集中力を高めやすいことがわかっているそうです。あなたが子育て中なら必見ですよ。^^
■ こんな実験が
北九州市立大学の森田准教授が、ある実験をしました。調査対象は、中学1年生と小学5年生の323人です。場所は、『畳の部屋』と『そうでない部屋』の2か所。
数学の問題を30分間に何問解けるかを調べたものです。結果は、畳の部屋での解答率の方が平均14.4%増。
また、畳の部屋では集中力が高まるだけでなく、疲れにくいことも分かったそうです。
実は、大人に同じ実験をしても、解答率はそれほど変わらないそうです。大人は集中力をコントロールできるので、場所の変化はそれほど関係ないのだろうということです。
■ イグサの力
畳の原料であるイグサは、『天然のエアコン』と言われています。空気を浄化するだけでなく、調湿や保温能力に優れています。また、イグサには、フィトンチッドやバニリンなど、リラックス効果の高い香り成分が含まれています。
だからこそ、畳の部屋はあんなにもリラックスできるのですね。
そのほか、イグサにはO-157を始めとした食中毒細菌に対する抗菌作用もあるそうです。その抗菌成分は腸まで届くので、食用として利用する人もいます。
体内の活性酸素を除去したり、食物繊維の力を活かして肥満防止やコレステロールの上昇を抑えることにも役立てられています。
■ 水虫にも
イグサの抗菌作用は、水虫予防にも役立つと言われています。ただし、あまり掃除をしていな畳だと、雑菌の繁殖を抑える効果が少なくなってしまいます。
それどころか、畳の上のホコリが、水虫菌を増殖することもあるそうです。
これでは宝の持ち腐れですよね。
こまめに掃除をしている畳は、イグサのパワーを最大限に生かせます。
「新居には畳を」と考えているあなた。健康のためにも、美観を保つためにも、頑張ってお掃除してくださいね。
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