(325)新築の時に雨戸はいかが?

雨戸は、頻繁にやってくる台風から家を守るためのもの

最近、日本のあちこちで竜巻が発生するようになりました。その原因の1つに温暖化が挙げられています。

九州出身の人のお話を聞いたことがありますが、毎年夏になるとスコールのような激しい夕立に悩まされていたとか。

関東で暮らすようになってから、そんな大雨が降らないことに驚いたそうですが、今ではゲリラ豪雨と名づけられた激しい夕立が、年々激しさを増しているように感じられます。

このまま温暖化が進むと、ゲリラ豪雨が降る地域も拡大しそうですね。

さて、その九州出身の人の実家は、全ての窓に雨戸がついているそうです。同じ時期に建てられた近所の家々も同じだそうです。

その雨戸は、頻繁にやってくる台風から家を守るためのものです。

雨戸のおかげで、何度も被害を防ぐことができたそうです。

雨戸の必要性を見直す声が増えている

そんな雨戸は、強風が少ない地域では見かけることが少ないものです。

最近建てられた家を観察すると、1階の窓だけに設置されていたり、特定の方角にある窓だけに設置されているようです。

強風がそちらから吹いてくるということでしょうか。

ただ、最近の竜巻の発生頻度を受けて、雨戸の必要性を見直す声が増えています。



雨戸が竜巻の侵入を防いで、家の破損を最小限に抑えた事例

竜巻が発生した時、飛散したガラスでのケガを防ぐために「カーテンを閉めて窓から離れなさい」と言われますよね。

この方法だと、確かにケガのリスクは減らせます。

ただ、家の中に入り込んだ突風が、屋根を押し上げて引きはがすのを防ぐことはできません。

幾つかの竜巻の事例でも、雨戸が竜巻の侵入を防いで、家の破損を最小限に抑えた事例もあるようです。

この近所の家は、雨戸が無かったために、屋根が軒裏から剥がされてしまいました。

これからは、竜巻や大雨など、ほかの自然災害にも目を向ける必要が!

最近は、地震・火事・猛暑・犯罪などから家族を守れる家づくりが重視されています。

しかしこれからは、竜巻や大雨など、ほかの自然災害にも目を向ける必要がありそうです。

ちなみに、雨戸を設置するタイミングですが、新築後に設置するよりも、新築時に設置するのがオススメです。

その理由として、

・施工ミスを減らせる

・設置費用を抑えられる

といったことが挙げられます。

ひと口に雨戸といっても、機能やデザインは多種多様です。興味を持ったのなら、一度実物をチェックしてみるといいですよ