(305)音は?景色は?ニオイは?新築時にご注意

【音は?景色は?ニオイは?】

春から秋にかけて、窓を開ける機会は多いものです。風の通り道を考えて窓を配置したり、断熱性の高い窓を設置したりと、窓についての関心も高まっています。

今回は、そのほかにも注意しておきたいことをお話します。それは、五感から考える窓づくり。

まずは、窓越しに見える景色について意識してください。
窓が道路に面しているなら、通行人の視線を避けたり騒音を防ぐ工夫が必要です。

風上にゴミステーションや工場といったニオイの元があるなら、その対策が必要です。
そのためには、隣家の窓の位置を事前に知っておいた方がいいですね。
お互いに視線を気にしながら生活するのはつらいし、もし距離が近かったら、窓を開けた時に話し声が筒抜けになってしまいます。

家が完成した後でも、窓越しの視線を遮る方法はいろいろあります。
ですが、窓の場所や大きさを変えることで外の景色を選べるなら、見たくないものが見える場所には、最初から窓を設置しない方がいいと思いませんか。

それに、窓を開けた状態で音を遮るのは不可能です。
だからこそ、その土地の周囲の様子を調べておくことは大切です。

『音』は、その種類や大きさによって、あなたに癒しやストレスを与えます。
ストレスを感じたくないからと言って、ずっと窓を閉めて生活していたら、それがストレスになるかもしれません。

「家の性能を保つために、できるだけ窓を開けないでください」という業者さんもいますが、季節の変化を楽しむ生活をしたいなら、好きな時に好きなだけ窓を開けたいものですよね。

家づくりを失敗しないためには、視覚や聴覚を意識した工夫も大切です。
気に入った場所に気に入った家をつくるんですから、五感を楽しませるための工夫も取り入れて、さらに住み心地を良くしたいものですね。


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