(300)新築の時、相談相手を間違ってしまったかも・・・。

「どうしても新しい家が欲しい!」とあなたが思ってから、今までどんな人に相談しましたか?

両親、友達、工務店、ハウスメーカー、設計事務所、ネットの知恵袋、SNS・・・。

相談相手は、探せば探すほど、いくらでも見つかりますね。
ただ残念なことに、あなたは相談相手を間違っている場合もあるかもしれません。

自然素材にこだわりたいのに、「一応、参考のために」と、ハウスメーカーに行きませんでしたか?

細かい打ち合わせが面倒で、家づくりにそれほど思い入れが無いのに「近所だから」と、こだわりの家づくりをしている工務店に行きませんでしたか?

今まで賃貸住宅にしか住んだことのない友人に、家づくりのことを相談しませんでしたか?

もちろん、この人たちに絶対に相談してはいけないとは言っているわけではありません。
しかし、そこで得た知識が、あなたの家づくりを邪魔する場合もあるかもしれないことは知っておいてください。

あなたは、初めて家づくりをするからこそ、できるだけ幅広い知識が欲しいと思うかもしれません。

でも、実はもっと大切なことがあると私は思います。

それは、『自分や家族がそこでどう暮らしたいのかを、じっくり見つめること』です。

「広さや間取りにそれほどこだわりはないけど、安全で健康にいい家で暮らしたい」

「木造より鉄骨の方が好きなんだけど」

「音楽を楽しみたいから防音性にはこだわりたい」

「カーポートで車をいじったり、子どもとDIYに挑戦したい」

「屋上でガーデニングを楽しみたい」

など、いろんな要望が浮かんでくるでしょう。


それらの意見を出しつくして、進むべき方向が分かったら、誰に相談したらいいのかが見えてくると思います。
あなたが望む家づくりをしている業者は、あなたの相談相手に向いていると思います。

逆に、あなたが望む家づくりとは異なる家をつくっている業者は、あなたの相談相手ではないかもしれません。
むしろ商談相手というか・・・。
ちょっとひどい言い方かもしれませんが、彼らにとってあなたは『カモ』といえるかもしれません。

初めての家づくりでは、たくさんの情報が欲しくて当然です。でもその中には、あなたの家づくりを邪魔する情報もたくさんあります。

大切なのは、情報収集をする前に、自分や家族の考えを掘り下げ、進むべき道を見つけること。
最初にそれをすることで、情報収集に余計な時間や労力を使わずにすむように思います。

たくさんの業者のセールス攻撃に合わずにすみます。

欲しい情報を、深く掘り下げることができます。

ですから、あなたの考えがまだ漠然としているなら、一度立ち止まってみるのはいかがでしょうか。
その方が、結局近道だったりするかもしれません。


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