(250)危険なトイレは要らない

 トイレについてお話しします。テーマは『安全性』です。

トイレは、介助が必要な方以外、一人っきりになる場所です。だから、誰もが安全に利用できる場所でないと不安ですよね。

あなたの新居に安全なトイレをつくるため、今日もお付き合いください。

 

■ 事例

・ ドアで手や足の指を挟み、ケガや骨折をした

・ 滑って転倒した

・ 手すりが外れて転倒した

・ 床掃除して立ち上がる時に、手すりやペーパーホルダーで頭を強打した

・ ペーパーホルダーで手を切った

・ 地震の時、扉の無い収納からモノが落ちてケガをした

・ 幼児が便器に頭から落ちた

 

また、ケガ以外の事例として

・ 消臭剤や洗剤のニオイで気分が悪くなった

・ ヒートショック

・ 熱中症

・ 水が電源プラグにかかり、出火した

・ 電源プラグに溜まったホコリが原因で出火した

といったものがあります。

 

これらのことから、使用する時だけでなく、掃除の際の動作を確認しながら広さや配置を考えることが必要だとわかります。

 

■ 内開きのドアの短所

一般的な広さのトイレの場合、ドアは外開きか引き戸が安全です。

内開きだと、もし中で人が倒れた場合、ドアを開けることができません。

普段利用する場合でも、スリッパを置く位置が奥になり不便です。

外開きだと、ドアの前を通る家族に当たる可能性はあります。

でも、そっと開ける癖をつければ、それほど危険ではありません。

 

・・・もう10年以上も前のことです。知合いの方から聞いたお話です。

親戚のおばさんが、内開きドアのトイレ内で倒れたのですが、救出に時間がかかり、その日のうちに亡くなったそうです。

できれば、あなたにそんな経験をしてほしくありません。

だから、トイレだけは内開きのドア以外を選んでほしいと思います。

 

■ 体に負担をかけたくない

トイレは、どんな時間でも、どんな体調でも利用する設備です。

ですから、『快適性』『安全性』を追求し、心や体に余計な負担をかけないトイレがあると重宝します。

そんな視点で考えると、トイレづくりって奥が深いですね。

 

■ 色の効果

・ 狭いトイレを広く感じさせたい

・ リラックスできる場所にしたい

・ 子供のトイレ嫌いを克服したい

そんな時、色の力を借りてみてはどうでしょう。風水などで幸運を招く色使いが紹介されていますが、自分の好みの色ではなかったら、何となく居心地が悪いですよね。

それより、家族の好きな色を使った方が、自分たちのトイレとして、より愛情を持てると思いませんか?

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