(24)キッチンの失敗はダメージ大

何十年もの間、家族のために食事を作り続ける・・・。時には苦痛に感じる料理を、少しでも楽しむために、自分にピッタリで使いやすいキッチンが欲しいですよね。

とはいっても、凝り過ぎたキッチンは使い勝手が悪く、解放感溢れるキッチンは、お掃除が大変です。自分に一番ピッタリのキッチンって、どんなものなんでしょうね。

【キッチンの失敗はダメージ大】

■ 寸法を測ったことはありますか?

今使っているキッチンは、動きやすいですか?それとも、狭くて2人では動けなかったり、広すぎて動線が長く、不便を感じていますか?

まずは、今のキッチンをあちこち測ってみましょう。冷蔵庫や食器棚、電子レンジなどのサイズも測ります。そうそう、窓の大きさも気になりますね。その上で図面を見ると、数字だけでわかりにくい図面が、とても分かりやすく感じられます。
 

■ あなたは片づけ上手ですか?

オープン型は、常に人目にさらされます。ニオイが広がりやすいという問題もありますね。あなたがもし片づけが苦手なら、キッチンを独立させたクローズ型の方がストレスが少ないかもしれません。

「片付けは苦手だけど孤独を感じるのはイヤ」というのなら、ある程度キッチンを隠せる対面式などがお勧めです。
 

■ こだわり過ぎた失敗例

    たっぷりの収納スペースを作ったために解放感が無くなった
    大きめの冷蔵庫に買い換えようとしたが、設置スペースが足りなかった
    汚れにくいという理由でIHにしたが、ガス調理の方が楽しかった
    解放感にこだわったら、玄関やリビングからまる見えになった
    採光や換気のために窓を大きくしたら、朝日や西日がつらい
    便利だからと食洗機をつけたが、手洗いの方が落ち着く

まだまだあるかもしれませんが、取りあえずこのへんで・・・。
 

■ 普段の使い方を思い出して

雑誌やショールームで見るオシャレなキッチンは、とても魅力的ですよね。でも、そこで作業することを想像すると、いらない設備もあるものです。

例えば収納。

引き出し、床下、つり戸棚と、たっぷり収納できるようにしても、収納スペースが多いことに甘えて、使わないものがどんどん増えるかもしれません。

小まめな掃除が苦手なのに汚れが目立つキッチンにしたら、掃除に追われてウンザリするか、料理を楽しめなくなるかもしれません。

新居で暮らしても、今までの習慣はそう簡単に変わるものではありません。ですから、あなたの動きに合わせたキッチンを考えることは、とても大切なことだと思います。
 

■ 分別収集していますか?

「ゴミを仮置きしておく場所がない」という悩みをよく聞きます。分別する種類が多ければ多いほど、仮置きには苦労しますよね。

せっかく新築するのに、外でゴミが見える状態にしておくのも悲しいもの。外に仮置きするか、キッチンに仮置きするか。その場合、何種類に分別するためにどれくらいのスペースが必要なのか。

今の生活を思い出しながら新居を考えると、「これは失敗できないぞ」という項目が次々と浮かんできます。小まめにメモして、家づくりに活かすと良いかもしれませんね。


■ 新築してから共働きをする予定なら

共働きをすると、週末にまとめ買いすることが増えます。買ったものは、ただ冷蔵するだけでなく、下ごしらえしてから冷凍する場合もあります。ですからまとめ買いをする場合、冷蔵・冷凍・常温の収納スペースが増えることになります。

もしまだ共働きでないなら、どれくらいのスペースが必要か、ピンとこないかもしれません。心配なら、週末に実験してみましょう。あなたが毎日お弁当を作っているのなら、冷蔵庫では足りずに冷凍庫が欲しくなるかもしれませんよ。

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