(21)家の傷みも早期発見がカギ

■ 家の傷みも早期発見がカギ

新築すると、1か月点検→6か月点検→1年点検・・・と、業者が定期的に点検に訪れます。

1年点検を過ぎると、ちょっと点検間隔が空いてくるかもしれませんね。つまり、本当に家が傷んでくる頃と点検に時期が少しズレるようになってきます。

そこで、重要になるのがあなたの働きです。

    梅雨が終わった頃
    暑い夏が終わった頃
    雪が解けて、寒さが和らいだ頃

などと時期を決めて、年に1回は家全体をチェックしてほしいのです。この時に大切なのは、小さな変化を記録すること。どんどん写真を撮って、前回との変化を比べてみましょう。早期発見ができれば、メンテナンス費用を抑え、家の寿命を延ばせます。


■ そのためには・・・

小屋裏に入ると、雨漏りをしているかが分かります。ですから、あなたが入りやすい場所に点検口を作ってもらってください。

小屋裏に入れないと、天井にシミができるまで気付くことができません。業者によっては、わざと点検口を設けないこともあるので、しっかり注文を出してくださいね。

床下も同じです。湿気対策をしている業者でも、十分でない場合があります。あなたが床下を見ることができたら、腐食やシロアリなどの早期発見ができます。子どもたちも、ワクワク気分で一緒に探検するかもしれませんね。^^

自分で点検することを考えると、床下から天井まで目が行き届いた家づくりができます。家は経年でやはり劣化していくものです。それを早期発見し、早期治療するには、あなたの力が必要です。

メンナンスをすると、家に愛着が湧きます。クレセントの緩みを直したり、水道のパッキングを交換したり、剥がれてきたコーキングを整えたり・・・。

そんなメンテナンスをするうちに、家に興味や愛着を感じます。それらの成功体験を通して、DIYに目覚める方も多いもの。

専門的なことはできなくても、家のためにあなたとご家族ができることは色々あります。そんなふうに考えると、間取りばかりに目を向けがちだった新築作戦も、視点を増やして考えてみたくなりますね。

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