(203)わが家は健康に暮らせる家なのか

わが家は健康に暮らせる家なのか?

あなたは、「自分の住まいを、他の人の住まいと比べてみたい」と思ったことはありませんか?

家の外観や広さなど、外から見て分かるものならともかく、室内の快適性や安全性を比べるのは難しいですよね。

そこで、今日は『CASBEE 健康チェックリスト』を紹介します。

これは、住まいの健康性を調べるツールで、日本サステナブル建築協会が2011年に一般公開したものです。

質問は50個。

『暖かさ・涼しさ』、『明るさ』、『静かさ』、『清潔さ』、『安全』、『安心』について簡単な質問が並んでいます。

回答したら、あとは『結果表示』をクリックするだけです。

すると、あなたの住まいと戸建住宅6,000軒を比較した結果が表示されます。

健康要素ごとの健康ランキングや、それぞれに対してのアドバイスもチェックできます。

無料で試せるので、気軽にチェックしてみてください。

あなたの今の住まいが、戸建でも集合住宅でも大丈夫ですよ。

暑さや寒さの厳しい時期になると、毎年のように室内での熱中症やヒートショックのニュースが流れますよね。これは、

『健康に暮らせない住まいで生活している人がいる』

『健康に暮らすための方法を知らない人がいる』

ということです。

それが原因で、毎年多額の医療費を使ったり、場合によっては死に至る・・・。

そう考えると、現状を知るのは大切なことです。

といっても、このサイトはすぐにリフォームを勧めるものではありません。

住まい方や掃除の工夫など、今すぐにできる改善アドバイスが充実しています。

安心してください。

日本サステナブル建築協会が、この調査を2010年に行った際、

    断熱性能が高い住宅に住む人ほど風邪をひきにくい
    チェックリストで高評価だった住宅の居住者ほどアレルギー性鼻炎、高血圧、アトピー性皮膚炎などの有病率が低い

といったことが分かっているようです。

時代の流れもあり、省エネで災害に負けない家づくりに目を奪われがちですが、

『家族が日々健康に暮らせる家づくり』が一番の基本ということは、忘れないでいたいものですね。

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