(180)冬のエコ生活を見直そう

 ■ ただ新しければよい??

前の暖房器具が壊れてしまい、最近新しい暖房器具を買いました。

石油ファンヒーターを購入したのですが、石油ストーブとオイルヒーター等々とても迷いました。

性能・コスト・デザイン・メンテナンスに関してまで、総合的に判断し選ぶことが大切!という事はよくわかるのですが、なかなか比べるのは難しいものですね。

まずは、どんな暖房器具があるのか、それぞれの特徴を知っておきましょう。
 

■ 暖房器具の種類

★ エアコン

効きが悪くて電気代が高いというイメージですが・・・、電気式暖房器具の中で一番効率のよいものだと言えます。どんどん進化していて、省エネ化が進んでいます。

購入の際はCOP値(エネルギー消費効率)に注目してみましょう。

これは消費電力あたりの冷房・暖房能力を示す数値で、この数値が大きいほど、エネルギーの効率が良いのです。

ただ、乾燥しやすいので加湿器と組み合わせること。

★ ファンヒーター

ガスや石油を熱源とする暖房は、エアコンが普及する以前、大活躍しました。

すぐに暖かくなるという利点のほか、足元から温風が出るので体感的にも早く暖まるようです。

燃料の値上がりが心配ですね。また、空気を汚染しやすいことと、水蒸気も出るので結露の原因になることがデメリットです。

24時間換気システムを設置していても、大量の燃焼ガスが発生するので、きちんと窓をあけて換気しましょう。

★ 床暖房

床暖房の最大の特徴は、足元から暖かくして室内を均一な温度に暖めることができる点です。

空気も汚さず、気流も発生させない。まさに理想的な暖房ですよね。

ただし、温まるのに時間がかかるので、エアコンと併用し、使い分けるのが一般的です。

★ ストーブ・暖炉

暖房としては最も効率的で、すぐに温まるのが特徴です。

しかし、室内の酸素を使って燃焼するため、排気ガスによる空気の汚れが生じます。換気に気を配ることが重要ですよ。

また、燃料の補給の手間や転倒による火災の危険もあります。

しかし直接燃えている揺らめく炎を眺める癒し効果は、捨てがたいものですよね。

★ こたつ・ホットカーペット・あんか

こたつはまさに“頭寒足熱”。

根強い人気で、洋風の住まいにも取り入れられていますね。

ホットカーペットは設備投資が必要な床暖房に比べて、手軽に取り入れることができます。

床を温めるので消費電力の割に体感温度が高いです。

ただし、空気を暖めるわけではありません。他の暖房器具と組み合わせる事で高い暖房効果を発揮します。

エアコンの設定温度を下げて消費電力を抑えたうえで活用するのが効率的です。

★ FF式暖房機

壁際に設置し、丸い二重の筒を外に出して、給気と排気を同時に行うものです。

外気を取り入れて燃焼させ、外部に排気しますので空気を汚さないので、定期的な換気は必要ありません。

給排気筒の設置工事が必要です。点火消火時の臭いは少ないが、時間がかかります。

灯油気化器を電力で動かすので、電気使用量が多くなります。

★ その他のヒーター

オイルを電気で温めるオイルヒーターは、安全で清潔で輻射熱で心地よく暖めます。

最近人気のセラミックヒーターは、セラミックに発熱体を焼き付けて温めるものです。

その他、赤外線ランプの熱を反射される輻射熱のハロゲンヒーターや、遠赤外線効果で体の芯まで暖めるカーボンヒーターなどがあります。

様々な種類があるので、メリットデメリットもそれぞれ違います。

次回は、どのように暖房器具を選択するのか、省エネにつなげるためにはどのように考えればよいのか、具体的にお話ししたいと思います。
 

■ 乾燥注意報ってどんなときに出されるもの?

あなたはご存じでしたか?乾燥注意報の基準となるものは「実効湿度」と「最小湿度」。

実効湿度とは、その日の空気の乾き具合を示すのではなく、数日前からの空気の状態を考慮して計算したものです。

これは、日本の家屋に多く使われている木材の乾燥具合を示しているんです。

また最小湿度とは、文字通り1日の中で最も低い湿度のこと。

数字が低ければ低いほど空気が乾燥していることになります。

ではどれくらいになると注意報は発表されるのか?

実効湿度が50%から60%以下となると火災の危険性が高まるそうなので、各地とも50%から65%でほぼ一律に発表されます。

しかし、もう一つの基準である最小湿度は、空気中に含まれる水蒸気の量に関係していて、地域によってばらつきがあるようです。

南の沖縄では50パーセント、札幌では30パーセントが基準。

まだ「風速」も考慮に入れる場合もあるとか。

色々な条件で火災が起こりやすいという事なんですね。注意報が出ているときには特に注意しましょう。

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