(135)新築したら、ペットを飼いますか?

 ■ あなたのお住まいは、ペット禁止ですか?

現在、国内で飼育されている犬は、1千万頭を越えているそうです。

ある調査によると、全世帯の4割ほどがペットと暮らしているとか。

一方で、「ペット禁止」とするアパートや借家は多いですよね。

「新築したら、絶対にペットを飼ってね」と、あなたも、ご家族にせがまれているかもしれませんね。

実は、飼い始めたきっかけを尋ねると、「子どもにせがまれて」という声が一番多いそうです。

ペットを飼うと、子どもの責任感も養えますし、家族の話題も増えます。家族にとってのメリットは、たくさんありますよね。

でも、ペットの側はどうなんでしょう?
 

■ 「喋らないで」「この部屋しか使わないで」って言われたら?

もしあなたが、

「何があっても、絶対に大きい声を出してはいけません」

「この部屋から出てはいけません」

 「この部屋にあるものに触ってはいけません」

「あなた一人の時は、暑さも寒さも我慢しなさい」

など、自分の家であれこれ制約を設けられたら、きっとつらいですね。

でも、そんな生活を強いられているペットがいます。

滑りやすい床で生活したために、足腰を痛めたり。

その動物の習性として、あれこれかじっただけなのに、飼い主に怒られたり。

そんな思いをさせないためには、どうすればいいのでしょうか。
 

■ 家族が「より幸せに」暮らすための家

あなたは、きっと『家族全員が、今よりもっと幸せに暮らせる家』を建てたいと思っていると思います。

ペットも家族の一員ですから、家族と同じように心を配ってあげるのがいいです。

ですから、

「家族は、どんなペットと暮らしたいの?」

「今飼っているペットを、もっと快適に生活させてあげるには?」

というのは、家づくり後に考えるのではなく、もっともっと前の段階で考えて頂ければと思います。

    そのペットの習性は?
    どんな生活環境(建材・室温など)が合っているの?
    ペットに必要なお金は、毎月どれくらい?
    ペットの種類によっては、毎月数万円が必要な場合があります。

資金計画に組み込んでおかないと、後で後悔することになるかもしれません。
 

■ 苦手な人への配慮も

家族で相談をして、飼いたいペットの種類が決まったら、家づくりを担当する業者に伝えて下さい。

業者のこれまでの経験から、いろんなアドバイスを聞き出しましょう。

もし同じペットを飼っているスタッフがいたら、より深い話ができます。

ここは遠慮しない方がいいと思います。

その時、動物が苦手な人もいる、ということを忘れないでほしいのです。

「小さい頃噛まれたから、犬が恐い」

「アレルギーで、動物の毛が飛んで来ると症状が重くなる」

など、それぞれの家庭の事情があります。

「近所の人は、全員苦手かもしれない」というくらい事前に配慮すると、思わぬトラブルを避けられるはずです。

そのあなたの心づかいは、相手にきっと伝わると思います。

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