手軽な断熱改修の一つとして、内窓が注目を集めています。
そういえば数年前の住宅エコポイントの対象となるものだけでも17社くらいの製品がありました。価格も性能も違いますから、どう選ぶか難しいですね。
今回は、そんな内窓の施工ポイントについてお話します。
内窓は、現在使っている窓に合わせてサイズを確定します。オーダーメイドですね。
製作可能なサイズは、メーカーによって若干異なります。
ここでは、採寸の基本について紹介しますね。
長く住んだ木造住宅には、僅かな歪みがあります。
あなたの家に、開閉しにくい窓はありませんか?
そんな歪みに対応するため、高さ3ヶ所、幅3ヶ所、対角2箇所、下からクレセント(中央付近にあるカギ)の中心までの高さの最低9箇所を計測します。
素人目に分からなくても、ミリ単位の歪みが多いからです。
次に施工。
枠を額縁に取り付ける。
複層ガラス入りの障子をはめる。
すき間を障子下面の左右に入っている戸車のネジで調整。
このとき、トラブルになりやすいのが、ビスの出っ張りや額縁と枠のすき間です。
樹脂製の枠材は、アルミと比べて軟らかいんです。だから、ビスをしめすぎると枠が歪むことがあります。
極端な場合、障子が枠にぶつかって開閉しにくくなる事もあるんです。あなたも、枠の仕上がりにも注意しましょうね。
また、歪みのため、額縁と枠とのすき間が目立つ事もあります。
それは施工不良ではなく、家が長年頑張った証し。
数ミリなら枠材のヒレ(軟らかい素材)が目隠しになります。
でも、目立つ時はコーキング材で埋めたり、平板を使って額縁を修正することもあります。
ビスの形状や見た目、すき間処理などは、トラブルの原因になりがちです。
「作業終了しました?」と言われたら、業者と一緒に最終確認しましょう。
どこをチェックしたらいいか、あなたが知っていると、業者も、より注意深く施工することでしょう。
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