(299)新築を考える時は、ライフサイクルを書いてみましょう

「一日も早く自分の家が欲しい」、「今の家賃と同じ位のローンなら無理なく払える」 と住宅ローンを組んだ結果、支払いが苦しくなる人がいます。

最近の自己破産の約2割は、住宅ローンがきっかけだそうです。

この先、修繕費が必要になる時期と、子供の教育費の負担が増える時期が重なると、本当に大変です。
そんな生活を続けながら老後の資金を貯めようとすると、生活を楽しむ余裕はなくなりそうですね。

ということで、今回は資金計画の最初にすることをお話しします。

それは、「ライフサイクル」を書き出すことです。

まず、家族の年齢・子供の進学や就職の時期・車の買い替えや車検の時期などを書いた一覧表をつくります。
次に、年間の収入や支出予定額を書いてください。それにより、貯蓄額の変動が分かります。

もし子供が増える予定なら、その希望時期も書きます。
奥様が働いているなら、働けない間の収入の変動も書きます。

ところで、子供の教育費は、公立か私立かによって、大きく異なります。
通わせたい学校が決まっているのなら、学費を調べてみましょう。
学童保育が必要なら、その金額も含めてください。
また、寮やアパート・通学費が必要なら、その金額も考慮してくださいね。

あなたが、お子さんを大学に進学させる予定なら、日本学生支援機構の調査が役立つかもしれません。
2年ごとに、大学生の生活状況の実態調査をしています。
バイトや奨学金についても調べてあるので、興味深いですよ。

毎月の支出があいまいなら、家計簿をつけてみましょう。
最初は面倒だと感じるかもしれませんが、家計の見直しがしやすくなります。

項目を細かくすると挫折しやすいので、市販のノートを利用して、自分なりに続けやすい工夫をするといいかもしれませんね。

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