19、新築住宅の防水工事

今日は、新築住宅の防水工事についてです。

d7a2456bb50b4739c3b5f757377e79ca

防水工事とは、建物を雨、雪、水から守るための工事

防水工事とは、建物を雨、雪、水から守るための工事のことです。

外壁を貼っていない状態でも、雨水の浸入を防げないといけません。

具体的には、事前に防水シートという白い紙状のものを貼っておくのですが、

様々な部材が必要に応じてそれを破ってしまう時があります。

例えば、電気の引き込み線、電話線、TVのケーブル、換気扇、エアコンなどの各種ダクトパイプなどです。

コンセントやスイッチの場所もわかる頃です。

窓・スイッチ・コンセントなど使い勝手をもう一度チェックしてみましょう。

スケールをもち、家具の配置をイメージして、コンセントなどの変更があれば、この時が最後です。

仕上がってからの追加や変更は、出来ない場合もありますから、

この段階で充分チェックしておきましょう。

新築住宅・窓周りの防水にも注意

そして、窓周りです。

これらの部分に、防水テープで補修していくのですが、

窓以外は、あまり徹底されていない現場がたまにあります。

誰がすべき工事かが曖昧で、手間がかかるので、進んでやりたがらないというところが現実かもしれません。

建築業者によっても対応が違うようです。

工法にはいろいろありますが、その部分や状況によって工法を変える必要があります。

完全に当てはまるわけではありませんが、屋上の防水工事にはアスファルト系の工法が向いており、

勾配屋根の防水工事にはアスファルト以外の材料を使う工法のほうが向いているように思います。

新築住宅・防水シート施工時の注意点

壁の場合、防水シートは下のシートに上のシートをかぶせるようにして重ねて貼っていきます。

しかし、サッシ周辺やバルコニーの手すり周辺などの複雑な場所で、

この順序を間違えたり、防水処理が不十分だったりして、雨漏りする例が多いようです。

このような施工ミスは、壁の中や天井裏に水が流れ、

木材を腐らせて建物を内側から侵食していく原因の一つになるかと思います。

防水処理を丁寧にしてくれているか。

気になるところは、業者に確認してみることが大切です。

新築住宅の防水工事のワンポイントアドバイス

防水シートは、プレゼントの包装と同じく、たるんでいたり隙間があったりせず、

キチンとビシッと包装されているかどうかが大切です。

よろしければ、「読むだけで新築現場を体感できるメルマガ」をご覧になって下さい。

d9a99f9eb79cb20b0a5fc40599752303

「読むだけで新築現場を体感できるメルマガ」では、現場はどのように進んでいくのか。専門工事の話、よくある失敗例、予防策、解決策をお伝えします。

家を建てる時、さまざまな業種の方が工事をしてくれます。家づくりを考えるあなたにとって知っていて損はない内容かもしれません。