14、上棟式(棟上げ、建て前)

今回は、上棟式(棟上げ、建て前)についてです

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晴れの舞台です。

新しい家への祝福とともに職人たちへのねぎらいと、今後の工事の無事完成を祈願する儀式です。
建前、棟上げともいいます。

大工さんが大勢います。たくさんの材料と、レッカーなどの重機も。
めでたい日ですが、現場はとても危険です。

安全管理ができているか、車両の駐車は問題ないか、確認してください。

確認の仕方は簡単です。
あなたが見て、どう感じるかで十分です。

棟梁はひとり不機嫌かもしれません。
無事に終わるまで、ピリピリしているからです。
決して、怒っているのではないのでご安心を。

棟梁以外は主に手伝いの大工さんです。
棟梁が声をかけて、頼んでいるんです。(工務店からの派遣もありますが)

普段は、よその工務店やハウスメーカーから来ていると思います。
だから、彼らの普段のことがよくわかります。

ヘルメットをかぶっているか、くわえタバコをしていないか、挨拶はきちんとできるか、道具は整備されているか、その職人のレベルがわかります。

手伝いの場合は、自分の請けた仕事ではないので油断しています。だから普段の行動がそのまま出るんでしょうね。
目に余る態度だと、そんな職人を集めた棟梁(工務店)に問題があるかも。

上棟が無事に終わっても確認することがある

無事に終わっても確認することがあります。
この日の工事終了の状態です。

屋根がまだ葺けていないでしょう。
そうです、このままだと雨が降れば水浸しになります。

そうならないように、どういう対策をしているか、棟梁か監督に確認してください。

注意点

養生が不十分であったため、化粧柱にカビが発生した・・・、なんていうこともあります。

これで構造体は完成。この時点で構造検査を行います。

最近の構造部の検査はかなり厳格ですが、公的検査と民間の第三者機関の検査の併用も珍しくはありません。

とはいえ、第三者の検査機関に依頼すればそれで安心ではありません。
民間審査機関もケースによっては正当な審査や検査をしていない場合もあると聞きます。

ワンポイントアドバイス

技術力とは人間力。業者の技術レベルは、係わっている人間によって決まります。
検査レベルも、関わっている人間によって決まります。
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